神谷宗幣の「高齢女性は子どもが産めない」発言が大炎上!
問題となった発言は、2025年6月28日に行われた参政党・神谷宗幣代表の参院選の街頭演説でのスピーチ冒頭に含まれていました。
「子どもを産めるのも若い女性しかいない。高齢の女性は子どもは産めない」
「これを言うと差別だという人がいるが違う。現実だ。申し訳ないけど、高齢の女性は子どもは産めない」
引用元:https://www.asahi.com/articles/AST732SH7T73UTFK02DM.html
この発言が切り取られた形でSNS上に拡散され、批判が殺到したとのこと。
「女性の出産を“年齢”で一括りに否定するのは差別的だ」「生き方を限定するような発言だ」といった指摘が相次ぎました。
参政党神谷さんの発言、女性の価値を『子作り』で測るような言い方は時代遅れすぎていませんか…? 出産は個人の選択で、高齢女性を一括りにするのは失礼すぎます💢 https://t.co/ekU2zwHqjs
— 奈良のマリリン (@Naranomaririn) July 3, 2025
演説全体の文脈としては、日本の少子化対策の不十分さを訴えたい意図があったと見られます。
実際、神谷氏は続けて「働け働けと言い過ぎた。専業主婦も尊い」と語っており、出産しやすい社会の必要性を訴えていたことがうかがえます。
しかしながら、「高齢女性は産めない」と言い切る表現は、医学的な現実を越えて個人の尊厳を否定するかのようなニュアンスが強く、結果として多くの人に不快感を与える形となったと言えますね。
何がいけなかったのか?炎上の主な理由3つを徹底解説!
神谷宗幣氏の発言の何がいけなかったのか、以下の3つの観点から詳しく解説していきます。
炎上理由①「高齢女性=産めない」と一括りにした点が差別的と批判
神谷宗幣氏が街頭演説で語った「高齢の女性は子どもは産めない」との発言は、医学的な傾向を絶対的な事実として断定した表現であり、社会的に問題視されました。
この発言がネット上で拡散されると、X(旧Twitter)などでは、
「“産めない=価値がない”というニュアンスすら感じる」
というような、女性の尊厳を傷つける言葉として多くの批判が寄せられました。
このような「高齢女性」という一括りの表現が、当事者だけでなく広く社会全体に対して偏見や誤解を助長する表現だったとされ、炎上の一因となったのです。
炎上理由②女性の生き方を出産・専業主婦に限定するような意図が見える
神谷宗幣氏は同じ演説の中で、「働け働けと言いすぎた」「専業主婦は尊い」という趣旨の発言もしており、これは本人のブログや党のYouTubeでも確認されています。
一方で、現代日本では女性の生き方は多様化しており、仕事・育児・自己実現をどう組み合わせるかは個々の選択に委ねられる時代です。
このため、ネット上や専門家の間では以下のような批判が相次ぎました。
「専業主婦=美徳、という昔ながらの家父長的価値観が透けて見える」
フェミニズムやジェンダー平等の視点からは、「生まれ方・働き方・生き方」を国家や政党が押し付けること自体が問題であり、特に公共の場で影響力を持つ政治家がそうした発言をすることは、女性の自己決定権を軽視していると捉えられたのです。
炎上理由③YouTube動画の削除(隠蔽疑惑)で火に油
発言直後、問題の街頭演説を収録したYouTube動画のアーカイブが非公開または削除されたことが、さらなる炎上を招きました。
これについて党側は「機材トラブルのため」と説明したとされていますが、当該動画が演説全体を記録した貴重な一次資料であるにもかかわらず、釈明前に消去された事実はネット上で強い不信感を生みました。
X上では「都合の悪い発言を隠したのでは?」「炎上するとすぐ削除、誠実さに欠ける」といった声が多数上がり、「隠蔽体質」や「説明責任を果たしていない」との批判が噴出していました。
神谷氏は都合よく公的な記録を改竄するような人に育てられているし、他にも都合が悪い動画削除してるから、機材トラブルなんて言ってもにわかに信じられないんだよね。 https://t.co/c3aSbezeB9
— 🍉🇵🇸Ⅲはなやまっち ஹனாயமாக்கி✨ (@tomowakatan) July 3, 2025
この削除行為がなければ、多少の論争で収まっていた可能性もありましたが、危機管理対応の不透明さが火に油を注ぎ、結果的に騒動が拡大する形となりました。
まとめ|なぜこの発言がここまで問題視されたのか?
神谷宗幣氏の発言がここまで炎上してしまった背景には、
- 時代の価値観にそぐわない言葉選びの危うさ
- 一方で「少子化」議論の必要性も改めて浮き彫りに
- 政治家としての「説明責任」と「信頼感」が問われる発言だった
などが挙げられるでしょう。
つまりこの問題の本質は、「正論を言ったかどうか」ではなく、誰の目線に立ち、どういう言葉で伝えたかが問われているのかなと。
神谷宗幣氏のような影響力のある人物が社会課題に切り込むのは重要ですが、発言には「現代社会の感覚」と「配慮ある伝え方」が不可欠であることが、今回改めて浮き彫りになったと言えるでしょう。
以上、神谷宗幣氏の「高齢女性」発言は何がいけなかったのか、炎上理由をお伝えしました。
今後の動向に注目です。