2022年12月18日に行われた『M-1グランプリ2022』は、お笑いコンビ「ウエストランド」が見事優勝!
審査員も大絶賛の漫才でしたが、ウエストランドが披露した芸風が悪口漫才だったため、世間では賛否が飛び交い炎上しているようです。
今回は、ウエストランドの悪口漫才についての評判や優勝した理由についてまとめてみました。
ウエストランドがM-1王者に!芸風は悪口漫才!?
芸歴14年のウエストランドがM-1グランプリ2022で見事王者となりました!

出典:Yahooニュース
審査員7名中6名が支持するという、他2組に大差をつけての優勝でした。
しかしながら、披露した漫才が悪口漫才だったために、優勝したにも関わらず批判の声もあがっているようです。
その悪口漫才と言われているネタがこちらです。
かなりズバズバ言ってますね(笑)
これは誰かのことをピンポイントで例に挙げているのかな?と感じる部分もありますね。w
この動画は優勝を決めた最終決勝ネタですが、一つ前の決勝ネタも同じ悪口漫才で高得点でした。
しかしながら、この悪口漫才は綺麗に賛否が真っ二つに分かれていて、世間では炎上しているようです。
悪口漫才のウエストランド評判まとめ!
では、ウエストランドの悪口漫才について世間の評判を見てみましょう。
悪口ではなく毒舌漫才
ウエストランドのは悪口漫才っていうか松本が言ってた通り毒舌漫才よな
毒舌と悪口じゃ違うわ
— ますD@Lions souL (@MMK2000lions) December 19, 2022
ウエストランドの芸風は悪口ではなくて、ただ毒舌な漫才だという意見が多かったです。
悪口と毒舌は紙一重な気もしないでもないですが、違いでいうと、
- 悪口は相手に対して悪い印象があったり嫌ったりしている
- 毒舌は相手に対する悪意はない
ということのようです。
ウエストランドの悪口漫才が好きじゃないっていうツイートは見るけれど、ウエストランドの悪口漫才で私は傷つきました!って呟きは見ないから悪口のプロ凄いなって
— 山野三千子 (@yamanomitiko) December 18, 2022
漫才の中で出てきた対象に対して、悪意を持って悪く言ったのではなく、ただキツイ口調で事実を述べただけ、ということになるでしょうか。
個人的には「アナザースカイがうざい!」とM-1の舞台でM-1をディスっていたのが面白かったというか、純粋に好きだなと思いましたけど(笑)
近年は、コンプラ的にも誰も傷つけない漫才、というのが主流になってきていましたから、それに逆らった芸風だったことで否定的な意見も出ているのだろうと思います。
ただ、本気でアイドルなどをけなしているわけではなく、偏見をネタにして強めに言っているだけだと思うので、毒舌漫才という方が近いのかもしれません。
ある意味自虐ネタで面白い
ウエストランドは面白いと思ったし、悪口漫才って印象は受けなかった。
酸っぱい葡萄的というか、自分にはなれない、羨望、嫉妬の感情を持ってる対象をド偏見でこき下ろす、観客はその卑屈さを笑う。ある意味自虐的な。— お湯 (@Gyum023) December 19, 2022
「田舎にあって都会にないもの」
というお題の時に「引け目!」と答えられていました(笑)
田舎に住んでいる人に失礼!と思いきや、ウエストランドのお二人はともに「住みたい田舎ベストランキング」にランクインしている岡山県津山市出身なんですよ。
ファンの間では、この自虐と妬みと毒舌のバランスが面白いと評判のようです。
なので、悪口でも毒舌でもなく自虐漫才だという声もあがっていました。
M-1でウエストランドが優勝した理由は悪口漫才だったから?
ウエストランドがM-1で優勝したのは、面白いということ以外にも現代の風潮に逆行したネタだったからでは?という声があがっています。
どういうことか、ウエストランドを支持した審査員の感想を見てみましょう。
松本人志(ダウンタウン)は「窮屈な時代ですけど、キャラクターとテクニックがあれば毒舌漫才も受け入れられる」
立川志らくは「今の時代は人を傷つけてはいけない笑いだけど、傷つけまくる笑いだった。笑いは本来そういうもの。あなたたちがスターになれば時代が変わる」
富澤たけし(サンドウィッチマン)は「このネタで笑っている人は共犯」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/byline/tanabeyuki/20221219-00328975
これらのコメントに、業界内のコンプラに囚われている現代において、悪口漫才というジャンルがまた戻ってきて欲しい、続けて欲しいというような意図が含まれているのでは?と感じた視聴者も多かったようです。
面白いで選んだのではなく、そういう思惑でウエストランドを選んだのではないかという。
ただ、優勝者を決める場面で審査員の半数が、
「3組とも実力や面白さの評価がほぼ同じで誰を選ぶか決められない」
とかなり悩まれていました。
そうした場合に、今後のお笑いの未来に希望を託す、という上記のような理由でウエストランドに投票した、という可能性は大いにあると思います。
だとしたら、思い切って現代の風潮に逆行するようなネタで勝負したウエストランドの勝負強さが、優勝に繋がったのだと個人的には思っています。

以上、M-1王者・ウエストランドの悪口漫才についてまとめてみました。
確かに賛否は分かれるネタですが、誹謗中傷ネタではないので、毒舌・自虐ネタなのかなと思います。
お笑い界もなかなか窮屈な時代になっているようですが、ウエストランドのお二人には今後も独自のネタで笑わせて欲しいですね!